須田幸英税理士事務所 事務所通信 平成29年3月号掲載
「社長」か「さん」か?
 ビジネスマナーの本によると形態に応じ次のようになっているようです。

◆社内で呼ぶ場合
  社内で上司を呼ぶ場合は「部長」「課長」などと役職名で呼びます。
 部長や課長が多い職場の場合は「〇〇部長」などと「名前+役職名」の形がスマートです。また、 役職のない同僚や先輩、後輩に対しては「〇〇さん」と呼ぶようにします。なお、会社によっては役 職のある上司であっても「〇〇さん」とすべてさんづけで呼ぶところもあります。

◆社外で自分の上司を呼ぶ場合
  別の会社で打ち合わせをする場合、もしくは社外から問い合わせの電話があった場合の上司の 呼び方は、原則呼び捨てです。これは社長であっても呼び捨てにします。というのも、部長や社長 といった役職名が敬称に当たるからです。

  私の事務所内ではお互いを呼ぶときに「さんづけ」で呼ぶことにしています。
 これは、開業当初「隗より始めよ」(本田技研工業 西田通弘)という本を読んだ事に始まります。そ の本には次のように書かれていました。

  「さんづけ」はホンダの考え方でもある。相手を呼ぶとき、肩書きをつけるとどうしても、上下関係 が あからさまに出る。しかし、「さんづけ」なら、おたがいに平等意識が生まれる。それだけのことで、個人の自発心を促すことにもなる。ホンダの社内でもかなり浸透しているが、日本中に広がって欲 しいと思っている。

  私は自分自身がそれほど偉いと思っていないし、天下のホンダでも「さんづけ」が基本と  なっているのであれば、開業間もない私の事務所でもそうしようと思った次第です。
  ちなみに、現在読売新聞で連載中のiモード編集者「松永真理」さんの勤めていたリクルートでは創業者であった江副さんに限らず、皆、役職ではなく「さん」で呼んでいたそうです。
  どちらが良いか一長一短ですが、皆様の会社ではどうでしょうか?

                所長 須田幸英
 事務所通信3月号掲載
トップページへ 所長の一言トップページへ